結論を最初に書きます
まず最初に、当サイト全体における『免疫に作用する健康食品等の効果』についての大まかな結論を書いておきます。
当サイトを読むか否かは、このページおよび『当サイトについて』を読んで判断ください。
ムダと判断されたなら、ほかの情報を探すことに時間を使ってください。
また、すでに免疫に作用する特定の健康食品(サプリメント)や民間療法を実践されていて、その効果を実感されている場合には、その効果まで否定するものではありませんので一意見として読んでいただきますよう(もしくは一切読まれないよう)お願いいたします。
(すでに特定の健康食品や民間療法を実践されている場合は、心理効果などを消失させることもありえます。患者本人ではなく家族の方に読んでいただくのがいいかもしれません。)
当サイトの出した結論
免疫について、「体の免疫を上げる」ことと「がんの免疫を上げる」こととはまったく別の問題であり、体(全体)の免疫を上げたからといって、「がんの免疫を上げる」ことには必ずしもならない。
なお、「がんの免疫を上げる」とは、がんだけを攻撃する免疫を獲得することである。
(正しくは、がんに対する免疫です。恐れ入りますが、適宜読み替えてください)
したがって、『免疫に作用する健康食品等の効果』についても、「体の免疫を上げる」ことと「がんの免疫を上げる」こととを混同(同一視)してはならない。
そして、少なくとも市販の健康食品(免疫賦活食品,サプリメント)に、「体の免疫を上げる」ものはあっても、「がんの免疫を上げる」効果が認められたものは存在しない。
「体の免疫を上げる」ことの一部効果として、がんに対する効果がたとえあったとしても、多くの場合、かなり限定的なものである。
というのが、当サイトの大まかな結論です。
ただし、「がんの免疫を上げる」効果は無くとも、予防効果として、がんにも作用することが限定的にはあること、そして、さらに、ごく一部の人にはがんを縮小させた結果が、事実として存在することも認めます(但し、何の効果かは証明されない)。
(なお、「数ヶ月で進行がんが消滅」などというのは、私はけっして信じません)
以上から、健康食品販売サイトにあるような「体の免疫を上げる」ことと「がんの免疫を上げる」こととを混同してしまうことを避け、冷静に判断されることをすすめるというのが、当サイトの趣旨だと考えてください。
(2009年5月までに私が探しえた範囲の情報に基づいています。)