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がんに効く!!健康食品販売の実情

はじめに

  今回のテーマ 『がんに効く!!健康食品販売の実情』は、
厚生労働省がん研究助成金「がんの代替療法の科学的検証と臨床応用に関する研究」班が作成した 『がんの補完代替医療のガイドブック』を中心に、以下のサイトなどを参考に作成しました。

参考サイト等


  アガリクスやフコイダンをはじめとする「健康食品」について、その「がんに効く!!」効果について科学的証拠はないとの立場に立っております。
 とくにこれら「健康食品」をすでに利用され効果を実感されておられる方は、了解の上お読みください。
      (2009年5月までに私が探しえた範囲のものに基づいています。)

こんなサイトを見たことありませんか

 1兆2000億円ともいわれる日本の健康食品市場。
 それを奪い合うように、インターネット上も「健康食品」の販売サイトで満たされています。
 「がん」で検索しても、専門病院サイトを除けば、大半が「がんに効く!!健康食品」の販売(がんビジネス)サイトです。

 「がんに効く!!健康食品」の販売サイトにもいろんなパターン(販売手法)が報告されています。
 闘病記集や最新治療情報を送るというメール(マガジン)を受信してみると、特定の健康食品の体験記だけが並んでいた。
 NPO法人格を取得して、特定の会社の健康食品を推奨しているもの。
 また、「医学博士」の推薦とあるが、その名をネット検索してみると、まったくがんとは関係のない専門であって研究実績もない。

 こうした報告を読むまでもなく、皆さん自身が実際にそうしたあやしい「がんに効く!!健康食品」(がんビジネス)サイトを目にされていることと思います。
 また、今まで「健康食品」は、野放しの状態でした。健康食品はあくまでも「食品」の分類なので、安全であるということが担保されていれば、その中身が何であろうとかまわなかったわけです。
 しかし、現実には、健康被害の問題も多く報告されていますし、健康食品や情報商材等の販売の中には事件に発展したものも少なくありません。
 大学教授が、「新免疫療法と称する健康食品」で詐欺をはたらいた事件。
 架空(ゴーストライター)の「治った」体験談ばかりの「バイブル本」詐欺事件。
これらは、「高価なものほどよく効く」と信じる患者心理から、被害も大きくなっているようです。

 こんな話もあります。
 「一般的に利用者は健康食品を、「だまされたと思って」といいながら3カ月くらいは試し続ける。 その3カ月で1人当たりの支払額は100万円近くになる。
 そんな人たちが100人いれば、それだけで1億円の売り上げが達成できるわけです。 そうして利用者が効果なしと気づいた頃に、また別の製品を出せばいい。」
 これが、1兆2000億円市場ともいわれる日本の「健康食品」等の販売(がんビジネス)の1つのビジネスモデルとなっているのです。

 もちろん「健康食品」等の業者すべてが悪辣な商法をしているわけではありませんけれど、国民生活センターには年間1万件以上の「健康食品」に関する苦情・相談が寄せられているのも事実です。

利用者が知識を持って自己防衛しなければなりません。

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